釣り糸の種類と使い分け

◆釣り糸の種類と使い分け

◯種類と特長

 釣り糸に使用される素材は、ナイロン、フロロカーボン、ポリエステル、ポリエチレンなどあるが

・ナイロンライン

・フロロカーボンライン

・PE(ポリエチレン)ライン

この3種類が代表的だ。

 ナイロンラインは、他の素材に比べて安価に製造できる。伸びがあり素材が軟らかくクセがつきにくいため、一般的にはリールスプールに巻いて道糸として使われている。弱点は他の素材よりも劣化が早いことだ。

 フロロカーボンラインは、比重が高く劣化が少ないのと、根ズレなどの衝撃や摩擦にも強いため、海中に絶えず入っているハリスやリーダーラインに使用される。

 道糸として使用されることもあるが、ラインが硬く巻きグセがつきやすいため大きなリールで使用されるか、細い号数が好まれる。

 PEラインは一番新しく採用された素材で、ルアー釣りや船釣りで多く使用されている。特に、海のルアー釣りでは支持者が多い。

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◯選び方

 釣り糸はおおまかにリールに巻く道糸と、その先端につけるハリス(リーダーライン)に分けられる。例外はあるが、道糸はナイロンラインとPEライン、ハリスはフロロカーボンラインを主に使用する。

 市販されている釣り糸は、◯◯用と明記されているものとそうでないものがある。つまり、一言で言えば素材が同じであればどんな釣りにでも流用できるということだ。では、なぜ用途別に釣り糸が売られているかだが、より快適に釣りができるように、それぞれの釣りに合わせて特性を付加しているからである。

 例えば、磯釣り用のナイロンラインをルアー釣りに流用することも可能だが、ルアー釣り用に最適化されたものに比べれば劣る部分があるということだ。逆に生きてくる特性もある。

 このように、素材が同じであればどんな釣りでも使用可能だが、用途別に売られている専用品を使ったほうが、より使いやすいということである。

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◯交換とメンテナンス

 釣り糸は永年使えるものではなく、劣化とともに交換が必要になる。交換する時期は商品別、素材別に違ってくるが、なによりも使用回数に比例する。

・ナイロンライン

 紫外線に弱いため、劣化が大きい先端の5〜10mくらいを釣行ごとに切り捨てて使用するのが理想。釣りに行く度に短くなるので、スプールに巻いている量が7割以下になったら全て交換する。

・フロロカーボンライン

 エサ釣りのハリスとして使用する場合は、ほとんどが使い捨てとなる。また、素材が硬いためハリスがキンク(折れ曲がる)したら交換したほうが良い。根掛かりや岩などへの擦れも多いので、傷が入っても交換する必要がある。

 ルアー釣りのリーダーラインとして使用する場合も毎回の交換が理想だが、比較的太号数を使用している場合は数回使うアングラーが多いようだ。

・PEライン

 他のラインに比べると劣化が非常に少ない。このため、数年使用しているという釣り人もいるほどだ。交換の目安は、ラインブレイクして短くなった場合はもちろんだが、擦れなどでPEラインの表面が毛羽立ったり、ラインの編み込みが緩んで平坦になったときなどは交換のサインだ。

・メンテナンス

 ハリスやリーダーラインはメンテナンスするよりも交換が一般的だが、道糸は長期間使用するためにもメンテナンスが必要だ。特に塩分の付着が好ましくないので、釣行後は水道水で洗い流すのが理想。やり方は、リールからスプールだけを取り外し、タライなどに溜めた水道水に数分漬け込んで塩分を除去し充分に乾燥させればよい。素材に合わせたコーティングスプレーを利用するとさらに◎。

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