釣りと天候・潮汐の関係

◆天候や潮の知識

 天候や潮流の変化は魚の行動に密接な関係があり、それが釣果に影響を及ぼすのは釣り人ならずともよく知っていること。

 たとえば、晴れより曇りの日が釣れるとか、小潮のときは潮が動かないという定説がある。これは間違いではないが、必ずしも正しいというわけではない。

 要はその変化によって釣り場の環境が良くなるのか、悪くなるのかが大切で、それを判断するためにはその変化が魚や釣り場にどのような影響を及ぼすのかを知っておく必要がある。

 また、安全面に気を配るのも忘れてはいけない。予報で天気が大きく崩れそうなときの釣行は避けるのはもちろん、釣り場での天気の変化にも注意すること。

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◆天気予報の活用

 自然の中で釣りをする限り、気象との関係は無視することはできない。だれしも、シケの中で釣りをやりたいとは思わないだろう。こんな嫌な思いをしないためには天気予報の有効活用が必須だ。

 現代ではテレビや電話に加えてインターネットで手軽に天気予報が見られるようになっている。しかも、ピンポイント予報もあるため細かな釣行計画が可能だ。

 釣りに必要な情報は、雨の予報もあるが一番重要なのは風だ。風が強く吹くと海が荒れるし仕掛けが投げづらくなる。なにより、魚の活性に大きく影響するからだ。特に魚は海水温に敏感なため、急激な水温変動は食欲を大きく下降させる。

 ここまでは釣りに行く前の情報収集だが、釣行日の天気の変化も見逃せない。だいたいは空を見あげれば雲の動きや色などで天候の悪化は察しがきくが、突然の雷雨などには注意が必要だ。ほとんどの竿がカーボン繊維を含んでいるため落雷の可能性がある。たとえ遠くでゴロゴロと音が鳴っても、電気の影響が全くないとはいえないので、雷の音が聞こえた場合はしばらく竿を置いて様子をみるようにすることだ。

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◆潮汐表の活用

 海は絶えず水位を変えている。これは月の引力によるもので変動幅の大小も大きい。潮が満ちてきて水位が上がる時間帯を上げ潮、潮が引いて水位が下がるのを下げ潮と呼ぶ。この潮の動きが魚の活性に与える影響は大きく、釣果を左右する要因ともなっている。一般的に外洋の魚は上げ潮、汽水域の魚は下げ潮のときに釣れやすいとされている。

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◆潮汐による時合

 釣りでいう「時合」とは、魚が活発に捕食する時間帯のことだ。それはちょっとした潮の流れの変化だったりするが、潮の上げ下げの時間を知ることでも釣れる時間帯の予想が可能だ。

 月の引力により潮の満ち引きが発生し、その大きさも変わってくる。潮が動かない時間帯(上げ潮と下げ潮の間にある潮止まり)や、潮汐に関係なく潮流が止まっているときは魚の食いが落ちる傾向にある。

 反面、潮流が一定方向に流れているときや潮の変わり目(潮止まり前後2時間ほど)では、入れ食いになることもある。このことから、釣れる時間帯を潮汐表などで事前に予想することができる。

 一般的な潮汐による時合は、大潮から小潮へと潮が小さくなる周期にある中潮(下り中潮)で、潮止まり前後の2時間がベスト。

 しかし自然を相手にしているわけで、その時間に潮が動かなかったり、流れる方向がいつもと違う場合がよくある。時合を逃さないためにも、数時間前から狙おう。

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