オフショアの主な対象魚

◆狙える時期

 魚は年中狙えるが、釣りやすいシーズンがある。産卵時期などは同じ場所に集まりやすく、どの魚も比較的浅場で釣れ、体力を養うため食欲が旺盛となりルアーにも果敢にアタックしてくる。

 このように産卵や越冬など季節によって魚が移動する場所を見越して、その海域で釣るのが船釣りだ。このため海水温の影響が強く、地域により釣れる時期に差が出てくる。

 下表は目安となる時期なので、実際には自分が釣りに行く船宿にシーズンを確認するといいだろう。もちろん下記に記したメインの魚種以外にも地域によって釣って楽しく食べて美味しい魚もターゲットになるので、ご当地魚も船釣りの面白さだ。

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◆主な釣り方

 船でのエサ釣りは地域や船によって仕掛けや釣り方が大きく異なるが、ルアー釣りでは全国共通といっていいほど大きな差はない。

 もちろんルアーの重量やサイズなど、ポイントの深さによる変更は必要だが、市販されているルアーがどの地域でも使える。ご当地ルアーも存在しており、季節やポイントによってはそれでしか通用しないこともあるので、船長に確認しておくこと。

 またルアー船の場合、対象魚が決まっていても、自分はタイラバで隣はインチク、その隣はジギングといった風に好きなリグで狙える船もある。釣れる場所へと移動して狙うため、本気で楽しむためには、様々なリグに対応できるタックルが必要となる。

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◆オフショアルアーで釣れる主な魚

ルアーや狙う水深を変えるだけで簡単に違う魚種を狙うことも可能なオフショアルアー。ルアー専用船であれば状況に応じて釣れる魚を追いかけて狙うことが多いため、ターゲットとなる魚の知識は欠かせないものとなる。予約時にメインターゲットとその他釣れる魚を船長に確認し、必要なタックルを用意しておこう。

オオモンハタ

Epinephelus areolatus

スズキ目ハタ科エピネフェルス属

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南方系の魚で本州南部や四国・九州に生息。陸からも狙うことができ、体長は40cmほどまでに成長する。肉は白身で刺身、煮物、鍋物などで美味。

カサゴ

Sebastiscus marmoratus

カサゴ目フサカサゴ科カサゴ属

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沿岸の岩礁帯に住み、北海道南部よりも南に生息する。陸から釣れるカサゴはほとんどが本種。昼夜を問わず狙うことができ、大きくても30cm程度。

ウッカリカサゴ

Sebastiscus tertius

カサゴ目フサカサゴ科カサゴ属

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カサゴと似ているが赤っぽい体色をしており、カサゴよりも深い沖合に生息している。船から釣れるのは本種がほとんどで、体長は40cm近くまでなる。

カツオ

Katsuwonus pelamis

スズキ目サバ科カツオ属

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日本近海に生息するが陸から狙えるのは稀で、船釣りのサブターゲットとして釣れる。体長は1mを超えるまで育つ。たたきなどの生食よりも鰹節としての需要のほうが大きい。

カンパチ

Seriola dumerili

スズキ目アジ科ブリ属

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西日本に分布し、ブリ属では最大の1.5mまで成長する。目の上にある黒い模様が特徴だが、大型になると薄くなる。九州南部以南ではよく似たヒレナガカンパチも釣れる。

サワラ

Scomberomorus niphonius

スズキ目サバ科サワラ属

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主に西日本に生息しており、春はショアからも狙えるターゲットだが、海水温の上昇に伴い青森でも漁獲されている。全長は1mほどになり、鋭い歯でラインを切られることも。

シイラ

Coryphaena hippurus

スズキ目シイラ科シイラ属

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サワラと同様海水温の上昇のためか、北限が上がっている。オスの成魚は頭部が大きく張り出し、メスは丸くなる。体長は2mにまで達する。

GT(ロウニンアジ)

Caranx ignobilis

スズキ目アジ科ギンガメアジ属

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GT(ジャイアント・トレバリー)の名称で大物狙いの釣り人から多く支持を受けている魚。70kgを超す巨体も仕留められている。トップゲームでの人気が高く、豪快にルアーへ飛びつくシーンが印象的。

スズキ

Lateolabrax japonicus

スズキ目スズキ科スズキ属

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日本各地の沿岸に生息する日本近海の固有種。陸からのソルトルアーでは一番の人気を誇るほどポピュラーな魚。日本記録は陸からでており126㎝13.14kg。

クロソイ

Sebastes schlegelii

カサゴ目フサカサゴ科メバル属

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日本各地に生息するが、南ではほとんど釣れることはなく、北に行くほど魚影が濃くなる。見た目はカサゴだが、メバル属になる。60cmを超すまで成長する。

タチウオ

Trichiurus japonicus

スズキ目タチウオ科タチウオ属

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北海道以南の日本各地沿岸に分布する。昼間は水深100mほどにいるため船釣りで狙うが、夏〜冬は夜間に浅い場所へと移動して捕食するため港湾からも狙えるようになる。

ヒラスズキ

Lateolabrax latus

スズキ目スズキ科スズキ属

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西日本の沿岸域に生息する。磯場がメインの釣り場となるため、ショアからのルアー釣りでは難易度が高いターゲット。船上からはキャスティングゲームが主体となる。

ヒラマサ

Seriola lalandi

スズキ目アジ科ブリ属

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東北以南、琉球列島以北に生息。ブリ属の中でも引きが強くゲームフィッシングに最適な魚種。キャスティングのトップゲームでの人気が上昇しており、豪快なやり取りが受けている。

ヒラメ

Paralichthys olivaceus

カレイ目ヒラメ科ヒラメ属

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千島列島以南の日本各地に生息。船からルアーで専門的に狙われることは少ないが、ジギングやタイラバ、インチクなどボトムを一旦取る狙い方で掛かってくる。大型が掛かる確率も高い。

ブリ

Seriola quinqueradiata

スズキ目アジ科ブリ属

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琉球列島をのぞく日本各地に分布。ヒラマサとの見分け方は、上顎後端の上角の形。角ばっていればブリ、丸ければヒラマサ。また、ヒラマサの胸鰭は腹鰭よりも短いがブリは同じ長さだ。

ホウボウ

Chelidonichthys spinosus

カサゴ目ホウボウ科ホウボウ属

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北海道南部よりも南に生息。綺麗な魚体で釣り人を魅了し、釣り上げると鳴き声を出す。初めて見ると食べる気はしないが、食味はかなり良い。地域により専門に狙う船が出るほど。

クロマグロ

Thunnus thynnus orientalis

スズキ目サバ科マグロ属

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日本近海に分布。3mを超す巨体にまで成長するが、オフショアで狙われるのは1mクラスがメインとなる。同じマグロ属として、キハダやイソマグロも対象となる。

マゴチ

Platycephalus sp.2

カサゴ目コチ科コチ属

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西日本に多く分布し、水深30m以浅に生息する。最大で80cmほどまで成長しフラットフィッシュとして夏のルアー釣りでもターゲットとなっている。

マダイ

Pagrus major

スズキ目タイ科マダイ属

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北海道を除く日本各地に生息。水深30~200mと生息範囲が広く、四季によって様々な狙い方ができ、船釣りでは一番人気。春の産卵期は浅場へと移動してくるため、ライトタックルで大型を狙えるチャンス。

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