堤防・小磯の泳がせ釣り

◆堤防・小磯の泳がせ釣り

生きたエサを使うウキ釣り

◯泳がせ釣りとは

 魚を主食とする魚のことをフィッシュイーターと呼んでいるが、その魚食性が強い魚を狙う際に用いられる釣り方が泳がせ釣りだ。エサとなる小魚を泳がせながら対象魚が食いつくのを待つ。

 この釣りは陸からはもちろん、船からも盛んに行われており、釣れるサイズも大型が多いため魅力も充分だ。

 活きエサを使用した泳がせ釣りでは、スズキ、青物、アオリイカなどが狙える。魚種や釣れるサイズによって若干仕掛けが変わるが、ハリスとハリを変えるだけでそれ以外は流用が可能だ。

shikake_oyogase_002

◯スズキ・青物狙い

 生きエサは現地で確保できるアジが多用され、釣りが盛んな地域ではそれ用の生きたアジを販売しているお店もある。

 ハリにエサのアジを掛けて自由に泳がせながら狙うのだが、ほったらかしにすると縦横無尽に泳ぐアジが周りの釣り人の仕掛けを巻き込んでしまうことがあるので注意。適度に釣り人がコントロールする必要がある。

 エサとするアジは10〜15㎝が使いやすい。対象が小さめの場合は、早アワセせずじっくり食い込ませてからアワせる。狙うポイントは潮通しがよく沖に面した場所が理想だ。

 アワセ方は「きっちり食い込ませて」が基本。エサのアジが獲物から追われるとウキがピョコピョコしたり横に動き始める。このときリールのベイルはあけておき、魚の走りに合わせて道糸が出るようにしておく。その後ウキが沈んで浮いてこなくなったときがアワセのサインだ。余分な道糸を巻き取って大きく竿を立ててアワセを入れる。

shikake_oyogase_003

◯ヒラメ・マゴチ釣り

 海底に潜む魚を狙う場合は、ウキ釣りでは魚が浮いてしまうためあまり向いていない。ウキを使用せず、重いオモリを使って強制的にエサを海底付近まで沈めて狙うのが一般的だ。

 堤防での時期は夏が本番で、小魚の群れを追って堤防の際近くまで日中でも寄ってきている。このため、サビキ釣りの仕掛けに掛かることも珍しいことではない。

 狙う条件として、エサとなる小魚の群れが接岸していること。できれば、一時的な接岸ではなく、数日間群れている方が良い。釣れる時間帯は満潮前後に実績が高いため、暑い夏などは短時間勝負で狙える。

shikake_oyogase_004

shikake_oyogase_005

◯アオリイカ釣り

 スズキや青物狙いの仕掛けとほとんどが同じだが、ハリを変更するだけでアオリイカなどのイカ類をターゲットにできる。

 イカ類は歯がなくくちばしのように硬い「カラストンビ」という口がついており、魚を捕まえると噛み切るように捕食する。このため、魚のようにハリを飲み込んで掛かることは少なく、イカリバリを掛けて釣り上げる。

 アオリイカは貪欲なことで知られており、一旦獲物を捕まえると少々のことでは手放さない。捕まえたエサを手に安全に食べられるように自分のすみ家へ持ち帰ろうとすることもある。

 狙う時期は、春の大型狙いと秋の数狙いに分けられる。春は産卵期で、堤防や地磯などの藻場へ産卵のために集まってくる。大型狙いに適したシーズンで、3㎏くらいまで狙えるが、通常は1〜2㎏くらいだ。秋は春に生まれたイカが成長して堤防周辺で群れるシーズンで、500gくらいまでがターゲットになる。

shikake_oyogase_006

ページ上部へ戻る